Stray Kidsの情報まとめサイト、SKZ Journal（スキズジャーナル）です。
5月12日、”FNF”のティーザーがYouTubeで公開されましたね！
続いてフルMVも公開されました。
キッズたちがオーストラリアの自然の中で過ごす映像でしたが、
実は、ある悲しい出来事のことを歌った楽曲であることがわかりました。
さて今回は、6月2日にリリースされたStray Kids(スキズ)のフルアルバム、
★★★★★(5-STAR)に収録される”FNF”という楽曲について解説します。
Stray Kids(スキズ) “FNF”ってどういう意味？
“FNF”とは、「Flora & Fauna = 動植物、動物相」の略であることが判明しました。
でも、「動植物がテーマの曲」と言われてもよくわからないですよね。
“FNF”のティーザー公開とともに、Stray Kids公式Twitterがこんな文を投稿しました。
「 For all nature and wildlife lost from the 2019-2020 Australian bushfires 」
引用：Stray Kids Ofiicial Twitter @Stray_Kids
日本語に直訳すると、
「2019年から2020年のオーストラリアの山火事で失われたすべての自然と野生動物のために」
という意味です。
メンバーのバンチャンとフィリックスはオーストラリア出身なので、
その火災の悲しみを歌った曲なのでしょうか？
詳しくみていきましょう。
オーストラリア出身のスキズメンバー2人が作った楽曲
“FNF”は、オーストラリア出身のメンバーであるバンチャンとフィリックスが作詞・作曲を手がけた楽曲です。
インタビューで2人は、次のように語っています。
バンチャン：
この曲のメッセージは、ユニークな動植物が生息するオーストラリアで起きた深刻な山火事についてのものです。私たちはこの歌詞で愛する人を失ったことをほのめかし、彼らの存在を悲しみ、失われたものを決して忘れないことを示しました。曲ごとに作曲プロセスは違いますが、「FNF」ではまず曲を作って、構成を組み直して、フィリックスに歌詞に対する思いを書いてもらいました。
フィリックス：
「FNF」には二重の意味があり、歌詞を通して人々とSTAYに共感し、私たちの故郷であるオーストラリアで起こった山火事事件について話したかったのです。今でも山火事はたくさんあるので、私たちはメッセージを広めて私たちの気持ちを表現したいと思いました。
引用：ビルボード インタビュー（https://www.billboard.com/lists/stray-kids-5-star-album-interview-track-by-track-exclusive/fnf/）を翻訳
オーストラリアで起こった大規模な森林火災とは？
この曲の題材となっている、オーストラリアで起こった大規模な森林火災のことをおおまかに解説すると、
「2019〜20年に気候変動の影響で『乾燥』『猛暑』という火災が起こりやすい条件が不運にも2つ重なってしまい、
それによってオーストラリア全土で数多くの野生生物や植物が命を落とした。」
という、世界的にも有名な出来事です。この出来事はいまだに完全には収束していません。
この当時、バンチャンは胸を痛めInstagramに「心が痛む」「早くよくなることを願っている」といった内容の投稿をしていました。
文章からもいつものバンチャンの様子はなく、切羽詰まったような、本当に辛そうな気持ちが伝わってくるくらいです。
生まれ育った故郷でたくさんの命が失わてしまった…
バンチャンもフィリックスも、活動の傍ら相当しんどい思いをしたと思います。
Stray Kids(スキズ) “FNF”の歌詞にはどんな意味がある？
歌詞の中に、こんなフレーズがあります。
「I’m catching up」＝「追いつくよ」
「走って 追いかけて 不可能でも」
こういったフレーズから、バンチャンやフィリックスが故郷オーストラリアの美しい自然を想い、
「自然のもとで生きることができる喜び」や、直接は触れていませんが失われた命への「どうか安らかに」というメッセージ、「復興を祈る」という思いが込められているのではないかと思います。
過去を回顧して悲しんでいるというより、失われたものを大切に思い、風化させないようにという思いが描かれているように思います。
悲しい出来事を題材にしながら、しんみりしすぎていないところがすごいです。
Stray Kids(スキズ) “FNF” まとめ
人間に対する愛情や友情を題材として取り上げた楽曲はたくさんありますが、自然の命や故郷への愛情を歌った曲を作ってしまうStray Kidsを、もっともっと好きになってしまいます。
歌詞やテーマの良さ、またMVでのメンバーの仲良しな様子も相まって、”FNF”を「アルバムの中で1番好きな曲」としてあげているファンが多いように感じます。
特にバンチャンやフィリックスにとって思い入れのある曲だと思いますので、大切にしたい曲です。
それではまた！
